ワールドカップロシア大会の予選リーグ、グループAを徹底分析!
グループAに属するのは以下の4か国
- ロシア FIFAランク70位
- ウルグアイ FIFAランク14位
- エジプト FIFAランク45位
- サウジアラビア FIFAランク67位
戦力的にスアレスとカバーにを擁するウルグアイが予選突破はほぼ確実。
開催国は歴史的にみると2010年大会の南アフリカ以外はグループ予選を突破していることを考えるとロシアが勝ち抜ける可能性は十分に高いと言えるでしょう。
最終的な予選結果は6月19日(火)日本時間27時に行われるロシアとエジプトの結果次第といえるでしょう。
グループAの展望
FIFAランクが上位10位以内に入るチームが不在の同グループは南米予選を勝ち抜いたウルグアイはFIFAランクも低い国が揃う。
ウルグアイは世界屈指のスコアラーであるバルセロナのスアレスとパリサンジェルマンのカバーニの2人の強力な攻撃力を武器に2010年大会以上の成績を目指す。
2位突破を狙うのは開催国ロシアと今期絶好調だったリバプールのエースであるモハメド・サラー擁するエジプトのどちらか。
モハメド・サラーは欧州クラブ最高峰の大会チャンピインズリーグの決勝で肩を負傷していて初戦には間に合わない可能性が大きい。見込みでは3週間程度とのことなので2戦目のロシア戦に間に合うように治療を行うはず。
6月19日のロシアとエジプトの直接対決はこのグループの分岐点になるだろう。
そしてサウジアラビアは日本と同様に予選終了後に監督を交代するもその後試合から苦戦が強いられる模様。3戦全敗はなんとか避けたいところ。
最終の予想順位は
- ウルグアイ
- ロシア
- エジプト
- サウジアラビア
次に各国について触れていく。
開催国の意地を見せることができるのか ロシア
- 1戦目6/14 VSサウジアラビア 日本時間24:00~
- 2戦目6/19 VSウルグアイ 23:00
- 3戦目6/25 VSエジプト 27:00
目標はグループ予選を突破。
基本フォーメーションは3-5-2が予想されていて、FWスモロフを中心に攻撃を行う。守備陣も決して強力ではなく弱点となりそうだ。
世代交代に失敗し、ロシア史上最弱との声も聞こえてくるほどで、そこに加えて主力だったFWとCBが重傷を負ったことでさらに窮地に追われている。
ただ、ロシアにとって日程的には追い風になるだろう。
開幕戦であるVSサウジアラビアでホームの地の利を大いに生かして大歓声の中勝利を確保したい。ここで勝利し、次のターニングポイントであるエジプト戦に勢いよく臨みたいところだ。
逆に初戦で躓いてしまうと正直あとは崖っぷちの戦いが続く。2戦目のエジプト戦に勝利し、ウルグアイからも引き分け以上が求められるとなると未来は暗いだろう。
実力で抜ける南米の雄 ウルグアイ
- 1戦目6/15 VSエジプト 日本時間21:00~
- 2戦目6/20 VSサウジアラビア 24:00
- 3戦目6/25 VSロシア 23:00
南米予選を安定した成績で勝ち抜いてきた同国はスアレスとカバーニという超強力アタッカーを武器に8年前以上の成績を目指す。
強力なアタッカーにパスを渡すことになる中盤には19歳と若手ながらブレイクを果たしたバルベルデが創造性のあるパスを送るだろう。また、元々の持ち味である強固な守備陣も期待が持てる。グループリーグでは危なげない戦い方で順当に勝利を積みかさねるのではないだろうか。
グループリーグを突破した場合トーナメント初戦で戦うことになるだろうスペインまたはポルトガルとのことも踏まえて出来るだけ力を温存した戦い方を見せる可能性が十分にあり得る。
グループリーグを突破できるかはサラー次第か エジプト
- 1戦目6/15 VSウルグアイ 日本時間21:00~
- 2戦目6/19 VSロシア 27:00
- 3戦目6/25 VSサウジアラビア 23:00
エジプトにおいてはサラー抜きにはワールドカップの進出すら危うかっただろう。
エジプトがワールドカップに出場するのは7大会ぶりと久しぶり本選出場である。GKのベテランエルハダリを中心とした堅守速攻で予選を勝ち抜いてきた。攻撃の中心は長身のFWハッサンで足が速くゴールへの嗅覚が鋭い。
また、リバプールに所属するモハメド・サラーはリーグ戦の活躍そのままにワールドカップでも大暴れを期待したい。チャンピオンズリーグ決勝での肩の負傷もあり2戦目からの出場とのことだが、なんせ勝負は2戦目のロシア戦なのでそこまでに照準を合わせたい。
短期間によるチーム強化がすべてのカギ サウジアラビア
- 1戦目6/14 VSロシア 日本時間24:00~
- 2戦目6/19 VSウルグアイ 24:00
- 3戦目6/25 VSエジプト 23:00
サウジアラビアが勝利をあげて混戦に持ち込めるか
下馬評では圧倒的に敗退予想となっているサウジアラビアがエジプト、ロシアとの試合で引き分けることが出来れば先の見えないグループ予選となるでしょう。
2位争いとの直接対決が最大の見物なのでそこを見逃すな!
※大会終了後に記事の更新を行いました。以下からはその結果を踏まえた記事になっております。
グループ予選を終えて
試合結果
6/15 ロシアVSサウジアラビア (5−0)
6/15 エジプトVSウルグアイ (0−1)
6/20 ロシアVSエジプト (3−1)
6/21 ウルグアイVSサウジアラビア (1-0)
6/25 サウジアラビアVSエプト (2−1)
6/25 ウルグアイVSロシア (3−0)
- ウルグアイ
- ロシア
- サウジアラビア
- エジプト
事前予想と予選を突破した国は変わらないものの、エジプトが勝ち点1すら取れなかったのは多少の驚きがあった。
サラーの出来はいまいちであり、今大会のFWで評価を落としてしまった選手にあげられる。
それにしてもロシアの快進撃はすごかった。初戦の対象ももちろんだが、2戦目のエジプト戦を3−1という破壊力でエジプト粉砕したのもすごかった。
【2分でわかる #ロシアW杯】 #ロシア #RUS 2連勝、計8得点!
開催国ロシアの勢いが止まらない!初戦の5得点に続き #エジプト #EGY 戦も3-1と快勝!#ワールドカップ #WorldCup見逃し配信はこちらから↓https://t.co/BUU4sn734e pic.twitter.com/OaZYcarTOp
— NHKサッカー (@NHK_soccer) June 19, 2018
本当にワールドカップ史上最弱といわれたチームなのか目を疑うほどに強かった。
最終戦はすでに予選突破を決めたチーム同士となっていたが、ここでは地力の差が露呈してしまっていた。もちろん次の試合に向けて調整も含まれていたが、やはり世界のトップ10に入るようなチームと試合するとなると個人の能力の差はどうしても浮き彫りになってしまっていた。
グループリーグを総括すると。
ここまでのロシアの快進撃はサプライズであり世界を驚かしたといって良いと思う。いかに地元開催が有利であるかを印象づけた予選になったと思う。