プレミアリーガ好きならこのグループは見逃せない。
ベルギーは各ポジションに多くのプレミアリーガーを抱えている。イングランドももちろん自国リーグの選手を多く起用。2年連続で得点王となったハリー・ケインを中心に若手が躍動。
チュニジアはFIFAランキングは21位と5月では14位と好調だっただけに少し順位を落とした。戦力的にもイングランドとベルギーに勝ち越すにはひとつ物足りない。
残るは初出場となったパナマ。目標は勝ち点を得ることが現実な目標になりそうだ。
- ベルギー FIFAランク3位
- イングランド FIFAランク12位
- チュニジア FIFAランク21位
- パナマ FIFAランク55位
2強2弱の構図を崩せるのだろうか。それでは詳しく見ていく。
グループGの展望
冒頭でも触れたようにイングランドとベルギーの2強にチュニジアが挑む構図になるだろう。
日程的に最終戦は2強(イングランドとベルギー)のによる首位決戦となる可能性が高い。グループHにはポーランド、コロンビア、セネガルに日本と少々厄介な国が勝ち抜いてくる可能性がある。両チームともにベスト8は超えたいところなのでトーナメント初戦のためにも1位を取りたい公算が高い。
北アフリカのチュニジアはFIFAランキングのわりに層が薄く、タレントが不在だ。組織力で予選を勝ち抜いてきたとはいえ、主力が今年に入りけが人が続出。勝ち点が見込めるパナマに勝利し、2強に肉薄したいところだ。
初出場のパナマはアメリカやホンジュラスといったワールドカップ出場経験国よりも上位に位置してなんとか出場をこぎつけた。目指すは勝ち点の獲得か。
個人的順位予想
- イングランド
- ベルギー
- チュニジア
- パナマ
イングランドは正GKに不安があるもののハリー・ケインの活躍を期待している。
それでは各国を詳しく見ていく。
円熟味を増した黄金世代が悲願の初タイトルとなるか ベルギー
- 1戦目6/18 VSパナマ 日本時間24:00~
- 2戦目6/22 VSチュニジア 21:00〜
- 3戦目6/28 VSイングランド 27:00〜
欧州最速で予選を通過した黄金世代が主力のベルギー。前回大会とEURO2016大会でも前評判は高くともベスト8どまりだった。
守備力がドイツやブラジルと比較すると見劣りするが攻撃力でカバーしたい。ルカク、アザール、ヴィツェルとセンターラインにタレントが揃う。ベンチにいる選手も実力者が揃う。
守備はコンパニーを中心に、プレミアリーグNo.1GKの呼び声高いクルトワと守備陣にもビッグネームが名を連ねる。
ただ、その守備力は課題の一つで、個のちからに頼りすぎるきらいがあり、守備も安定感がない。本番前に守備面を改善させ悲願のタイトルを狙う。
壁を越えられるかベスト4への挑戦 イングランド
- 1戦目6/18 VSチュニジア 日本時間27:00~
- 2戦目6/23 VSパナマ 21:00〜
- 3戦目6/28 VSベルギー 27:00〜
この20年ベスト8の壁を越えられない、サッカーの母国は今大会も同じ轍を踏んでしまうのか。
ルーニーの代表引退を機に若手を起用し始めたもののビッグブレイクを果たすことは出来なかった。攻撃の中心は2年連続でプレミアリーグで得点王に輝いたハリー・ケイン。
スターリングと若き天才アリがハリー・ケインを支える。アンカーの位置にはヘンダーソンとダイアーの2枚で安定を図る。
攻撃陣はトップリーガーが名を連ねるがそれと比べるとDFとGKはいささか小粒な印象。とくにGKはハートが信頼を失い、落選した。登録されたGKはいまだに定まっていない。誰をファーストチョイスにするかは最後まで悩むポイントになるだろう。
まずは順当に勝ち進み決勝トーナメントに弾みをつけたい。
けが人続出も組織力でカバー チュニジア
- 1戦目6/18 VSイングランド 日本時間27:00~
- 2戦目6/23 VSベルギー 22:00〜
- 3戦目6/28 VSパナマ 27:00〜
主力を張っていた選手が相次いでシーズン終盤にけがを負ってしまい、監督は頭を抱えているだろう。
だが、もともと個人に頼る戦術ではなく組織力で勝負する同国はたとえタレント力がアフリカ勢で最低でもグループリーグを突破するチャンスはあると言える。
ただ、イングランドとベルギーに勝つためにのパターンがいまいち出てこない。
粘りの戦いが続くだろうが、2強に一矢報いたい。
ワールドカップで勝利を収めると78年大会以来40年ぶりとなる。
格上相手に勝ち点を得て次大会につなげたい パナマ
- 1戦目6/16 VSベルギー 日本時間24:00~
- 2戦目6/21 VSイングランド 21:00〜
- 3戦目6/26 VSチュニジア 27:00〜
各項目で出場国で最低の評価と言っていいだろう。
ワールドカップ初出場の同国はがちがちにゴール前を固めて引き分けをとるのが現実的な作戦かもしれない。
攻撃はシンプルのため選手がやることはとても明確だ。ベテランも多く落ち着いて大会に臨めるかもしれない。
今大会の目標は初めての勝利であることは間違いない。
予選突破を決めた日が国民の休日に決まり国民の興奮そのままに歴史的な1勝を目指す。
プレミアリーガーに注目!
多くのプレミアリーガーが出場するこのグループは2強が順当に勝ち上がることが予想される。
このグループの見どころはやはり最終戦の6/28の27時から行われるベルギーvsイングランドか。
どちらもベスト8を超えたいところなので消耗覚悟でグループ予選1位突破を狙ってくる可能性がある。