2018年ロシアワールドカップロシア大会のグループHをプレビュー。
日本がいるこのグループはレヴァンドフスキを絶対的エースとするポーランドに、前回大会と同じく対戦することになったコロンビア、そして日韓ワールドカップ以来の出場となるセネガルが同居します。
日本にもチャンスはあるとはいえ、それはどの国も同じ。日本は戦力では4番手に変わりなく、厳しい戦いが続くことになる。
- ポーランド FIFAランク8位
- コロンビア FIFAランク16位
- セネガル FIFAランク27位
- 日本 FIFAランク61位
日本は2010年大会のように組織力を上げて挑んでほしい。
グループHの展望
ポーランドがポット1に入ったが、コロンビアも1位を取るだけの力を持っている。
混戦を極める可能性もある。ただ欧州予選を1位で勝ち抜いたポーランドも盤石かと言われるとそうではない。ほかのグループのポット1に比べると戦力は見劣りする。
コロンビアは前回大会でも同組となり日本を苦しめた。顔ぶれはそこまで変わっていないが前回大会にはフォルカオがいなかった。攻撃陣は強力で破壊力はある。
ただし、個へ依存する傾向にあり戦力は戦術的なたたかいができるとはいいがたい。南米予選でも上位陣にはことごとく敗戦している。また、中堅国との試合でも失点が多く不安定な戦いが続いた。こうなると先は読みにくい。
セネガルはレジェンドのシセを監督に据え、4大会ぶりの出場を果たした。縦に早く強いサッカーを志向し、日本の前監督であるハリルホジッチ氏がよく口にしていいたデュエルに長けたチームになっている。
客観的な予想は
- コロンビア
- ポーランド
- セネガル
- 日本
日本も予選を突破を果たしてほしいが、現状を客観的にみると厳しい大会になりそうなのがうかがえる。
絶対的エースを中心に自慢の攻撃力で上位進出へ ポーランド
- 1戦目6/19 VSセネガル 日本時間21:00~
- 2戦目6/24 VS コロンビア 24:00〜
- 3戦目6/28 VS 日本23:00〜
レヴァンドフスキをエースとして躍進を遂げたポーランド。もともと守備力の高いチームであるが、レヴァンドフスキを中心にし、攻撃力が一段と向上した。中盤の能力も高くエースがゴールを常に意識した動きができる環境が整っている。
欧州予選では失点がかさんでしまったのは正GKのシュチェスニが所属クラブのユヴェントスで控えに回っている点からだろうか。
本大会前の親善試合でおもうような結果は出せていないが、シーズンが終了しリフレッシュした状態で臨める本大会ではそれ以上の戦いをしてくるのは間違いない。
3大会ぶりの出場ではあるが、国民からの期待は大きい。ベスト16は超えたい。
タレント揃いも個に頼りがちな戦術がどうなるか コロンビア
- 1戦目6/19 VS日本 日本時間21:00~
- 2戦目6/24 VSポーランド 27:00〜
- 3戦目6/28 VSセネガル 23:00〜
4年前のブラジル大会ではベスト8と注目を浴びた。だが、この4年間では思うほどの代表の成長はなかった。南米予選はぎりぎりで勝ち抜いた印象だ。強豪ばかりの南米予選とはいえ、格上相手に勝利をおさめることができなかった。
攻撃陣は大会でも上位に位置する顔ぶれだが、連携が密ではなくハメス・ロドリゲスに頼る展開が多い。
守備も同様に連携が取れているとは言えず、他国は付け入るスキがありそうだ。
ブラジル大会以上の成績を残したいところだが、いまのままでは正直厳しいか。
2002年大会の以来の出場で対人能力を武器に予選突破を目指す セネガル
- 1戦目6/19 VSポーランド 日本時間24:00~
- 2戦目6/24 VS日本 24:00〜
- 3戦目6/28 VSコロンビア 23:00〜
アフリカらしい体格の良さとスピードをいかしたサッカーを行う。
アフリカ勢にありがちな雑な守備は少ない。DF陣を統率するのはイタリアセリエAのナポリで活躍するクリバリだ。また、彼はロングフィードの精度も高い。
精度の高いフィードを受け取るのは今シーズン好調だったリバプールのマネだ。攻撃は単調だが、一瞬でゴールを決める力がある。
国際舞台での代表経験は他国とは劣り、監督のシセも戦術家ではない。予選突破できる可能性はあるが、攻撃のバリエーションが少ないので強敵の2か国と戦う際にどこまでチームとして戦えるのか未知数だ。
混乱極まれり スタイルの確立もなく挑む 日本
- 1戦目6/19 VSコロンビア 日本時間21:00~
- 2戦目6/24 VSセネガル 24:00〜
- 3戦目6/28 VS ポーランド 23:00〜
混乱極まれり。
いまの日本代表はその一言に尽きる。ワールドカップで勝利するために招へいした監督を大会直前で解任。後任についたのはガンバ大阪の黄金時代を築いた西野技術委員長だ。
先日の親善試合は明らかなテストであり、勝利したパラグアイに関しても本選に出場するわけでもないので集中力が最後まで続いていいない印象が持てた。
現状での客観的評価は大会でパナマに続く2番目に弱いチームである可能性が高い(アジア勢は似たような戦力しかないが…)。
ポジティブに評価するのであればこの状況は8年前の大会に少しだけ近いものがあり、現実路線で戦い、ハードワークをし、ミスをせず、少ないチャンスで勝利を収める戦術をとる可能性だってある。
つまり、日本はもっとも読めないチームになっているのだ。これを武器に戦術を試合ごとに西野氏が変え選手が実行するワークマンになり予選突破を果たしてほしい。
サムライジャパンを応援しよう!
4年に1度の祭典をたのしもう!
日本の試合日程を振り返ろう。
- 1戦目6/19 VSコロンビア 日本時間21:00~
- 2戦目6/24 VSセネガル 24:00〜
- 3戦目6/28 VS ポーランド 23:00〜
テレビ日程もきっと関係者が奔走してくれたのだろう、日本でもまだ見れる時間帯での開催だ。
ぜひ、この3試合だけでもテレビで見てサムライジャパンを応援しよう!
寝不足間違いなし!!!