2018年6月14日から約1か月間にわたって開催された4年に1度の世界最高の祭典。ワールドカップ。
この特集ページではサッカーについてまだあまり詳しくない方でも祭典を楽しめるようなものになっています。
またこのサイトは現在発売中の全7種類のワールドカップ関連雑誌を参考にできるだけ具体的な評価をもとに記事を執筆しているので他の書籍を買うのと同じくらい内容量の多いページにもなっているのでワールドカップをとことん楽しみたい方でも満足していただけるような記事になっております。
また、大会期間中も常に情報を更新し鮮度の高い内容をお届けしていきます。
サッカーについてもう少し知りたいなあ、と思っている方は0からで大丈夫!サッカーについて知ろう!10本の記事まとめにある記事を読んでみてください。

大会概要
4年に1度開かれるサッカーにおける世界一を決めるプレイヤーだけでなくファンも燃える世界最高の大会です。
場所は欧州のロシアで行われます。ヨーロッパに近いモスクワや冬季オリンピックも行われたソチなど全11のスタジアムで開かれます。
各チームは厳しいワールドカップ予選を勝ち抜き4年間の集大成としてのぞみ、今後のサッカー界の潮流を作る大切な大会です。
参加国数は32か国で各チームは8つのグループ(A-H)に別れ14日から2週間にかけて予選リーグを戦います。
リーグ戦は延長戦なしの試合を行い、勝利国には勝ち点3ポイント、引き分け時には両国に1ポイント、敗北時には0ポイントが与えられます。勝ち点が多い上位2チーム(勝ち点が並んだ場合はゴール数から失点数を引いた得失点の差で順位を決定)がトーナメントに進みます。
トーナメントは6月30日からスタートし延長戦とPKまで行い必ず勝利国を決めます。
準決勝は7月10日・11日に行われ、3位決定戦は7月14日、決勝は7月の15日に行われます。(すべて現地時間)
グループ予選
6月14日(木)がセレモニーと開幕戦が行われます。
初戦を飾るのは開催国と、日本と同じアジア予選から勝ち抜いたサウジアラビアです。
ここから1日に3試合を(最終戦は4試合)基本にしながら約2週間にかけて予選を行います。
試合の間隔はおおむね中4日程度となっており、前大会よりも1日程度スケジュールに余裕があります。
ここの項目ではグループごとに執筆した記事の簡単なまとめを掲載します。
個別ごとに記事を掲載しておりますので、気になるグループに関してはそちらのページへと移動ください。
グループA
グループAに属する国々は以下の4カ国。
- ロシア FIFAランク70位
- ウルグアイ FIFAランク14位
- エジプト FIFAランク45位
- サウジアラビア FIFAランク67位
開催国ロシアがしっかりと予選突破できるかに注目が集まる。ウルグアイ以外の3カ国の戦力は非常に拮抗しており、エジプトのエースモハメド・サラーが怪我により予選の2戦目から出場が予想されていることもあり勝ち点が非常に読みにくいグループになっている。
ウルグアイの1位抜けは堅い。史上最弱の声も聞こえてくる開催国ロシアがどこまで地元の声援を武器に戦えるか見ていきたい。
グループAの詳細記事はこちら<<<<<<【ワールドカップ グループA】ウルグアイが予選突破確実 開催国ロシアは生き残れるか⁉

試合結果
6/15 ロシアVSサウジアラビア (5−0)
6/15 エジプトVSウルグアイ (0−1)
6/20 ロシアVSエジプト (3−1)
6/21 ウルグアイVSサウジアラビア (1-0)
6/25 サウジアラビアVSエプト (2−1)
6/25 ウルグアイVSロシア (3−0)
グループB
- ポルトガル FIFAランク4位
- スペイン FIFAランク10位
- イラン FIFAランク37位
- モロッコ FIFAランク41位
予選から欧州王者と2010年王者の対決が見ることのできるグループ。欧州王者ポルトガルはクリスティアーノ・ロナウドを中心に世界王者を目指す。一方スペインはここ1年文字通り無敵艦隊となり王座奪還を狙っている。両国ともに優勝候補にあがるチームである。
それに続くのはアジアでFIFAランク最高位のイラン。予選で魅せたパスワークを武器にどこまで2強にたちむかえるか。またモロッコはアフリカ予選を1失点で切り抜けた守備力を武器にカウンターからゴールを目指す。イランもモロッコも創造性のある選手を抱えているので、2強が直接戦う初戦の内容・結果次第ではチャンスが出てくるかもしれなし。
グループBの詳細記事はこちら<<<<<<大会終了後も更新【ワールドカップ グループB 展望・結果】スペインとポルトガルの2強 直接対決次第では荒れることも

試合結果
6/16 モロッコVSイラン (0−1)
6/16 ポルトガルVSスペイン (3−3)
ロナウドの神がかり的な3得点で同点に追いついたポルトガル。スペインとともに痛み分けになったが、残り2試合を取りこぼしなく勝ち進みたいところ。
6/20 ポルトガルVSモロッコ(1-0)
6/21 イランVSスペイン (0-1)
ポルトガルはなんとか勝利したものの、データ上では多くの項目でモロッコに後れをとった。最終戦のイラン次第では敗退もあり得る。
6/26 イランVSポルトガル (1−1)
6/26 スペインVSモロッコ(2−2)
一時は予選敗退の危機すらあったイベリア半島の2カ国はなんとか予選を突破。
グループC
- フランス FIFAランク7位
- ペルー FIFAランク11位
- デンマーク FIFAランク12位
- オーストラリア FIFAランク40位
フランスは19歳にして10番を背負うエムバペを筆頭に若手の戦力が急激に充実した。ここにFWのグリーズマンやジルーの強力FWがゴールを狙う。中盤はポグバが攻撃を組み立て、カンテが相手の攻撃を封じ込む。最終ラインに若干の不安は残るもののそれを補うだけの能力とタレントが揃っている。
デンマーク、ペルー、オーストラリアはそれぞれプレーオフから本戦へと出場を決めたチームでFIFAランクは高いもののフランスの1強体制を揺るがすほどではない。
デンマークは戦術成熟度が高く柔軟性もあるので2位抜けの可能性が最も高いだろう。ペルーはエースのゲレーロが抜けた穴をどれだけ補えるかが鍵となる。日本と同じくアジア予選を突破したオーストラリアは監督交代によるマイナス分を含めると予選の突破は厳しい。体格を活かした戦術に回帰するのか、それとも今までの継続路線で勝負するのかは名将ファン・マルバイクに委ねられた。
グループCの詳細記事はこちら<<<<<<大会後も更新【ワールドカップ グループC 展望・結果】FIFAランキングでは拮抗も総合力の充実でフランスの1強

試合結果
6/16 フランスVSオーストラリア(2−1)
6/17 ペルーVSデンマーク(0−1)
6/21 デンマークVSオーストラリア (1−1)
6/22 フランスVSペルー(1−0)
6/26 オーストラリアVSペルー(0−2)
6/26 デンマークVSフランス (0−0)
グループD
- アルゼンチン FIFAランク5位
- クロアチア FIFAランク20位
- アイスランド FIFAランク22位
- ナイジェリア FIFAランク48位
このグループの注目は何と言ってもメッシ。
代表でのタイトルを獲得したことないメッシは何としても決勝までたどり着きたいはず。ただ、予選の最終戦まで突破を決められなったように決して盤石な布陣ではない。本選までに攻撃陣の組み合わせの最適解を見つけることができなかったのは痛い。
クロアチアはモドリッチなどテクニカルな選手が多数いる。試合を沸かせるプレイヤーが多いのでとてもわくわくした試合が見れるかもしれない。攻撃力もあるので守備力たかいアイスランドを叩いて2位通過を決めたい。
アイスランドはEURO2016年大会の躍進をきっかけとしてワールドカップでも結果を残し、本選初出場を決めた。大会でもトップクラスの組織力を武器に予選突破を目指す。
ナイジェリアは2年前のオリンピックでメダルをゲットした若い選手が中心のチームだ。アフリカらしさはなく高い守備力をベースにポゼッションからゴールを目指す。新しいアフリカ勢の戦いを披露することができるか。
グループDの詳細記事はこちら<<<<<<【ワールドカップ グループD 展望】アルゼンチンはメッシ次第で予選敗退の危機

試合結果
6/16 アルゼンチンVSアイスランド(1−1)
6/17 クロアチアVSナイジェリア(2−0)
メッシの初戦は苦い結果となった。試合内容もアイスランドの高い組織力に苦戦しており、まさにメッシ次第の結果となった。
グループE
- ブラジル FIFAランク2位
- スイス FIFAランク6位
- コスタリカ FIFAランク23位
- セルビア FIFAランク34位
2強2弱の構図になってしまう可能性がある。王国ブラジルは伝統のリズミカルで攻撃的なサッカーに回帰。ネイマールをはじめとした数多くのスーパースターをそろえて史上最多の6度目のワールドカップ優勝を目指す。
2番手につけるスイスは安定した強さを見せつけている。直近の親善試合でも危なげない試合内容を見せた。FIFAランキング上位なのも納得の内容だ。まずはグループ予選を勝ち抜き前回大会のベスト16は超えたい。
4年前ベスト8まで進み快進撃を見せたコスタリカは2大会連続の出場となった。顔ぶれもあまり変化がないが徹底的に鍛えられた守備力を武器にFIFAランク上位の格上相手に風穴を開けたい。
セルビアは監督と協会の衝突によって新米監督にバトンタッチ。監督経験の浅さは不安だが、選手はタレントが揃っている。プレミアリーグで活躍するマティッチを中心に番狂わせを狙う。
グループEの詳細記事はこちら<<<<<<【ワールドカップ グループE 展望】ブラジルは4年前の雪辱を晴らすために盤石の戦いができるか

試合結果
6/17 コスタリカVSセルビア(0−1)
6/18 ブラジルVSスイス(1−1)
ブラジルス対スイスの試合はとても見ごたえのある試合になった。このまま行けばブラジルとスイスの2カ国が突破するのは間違いなさそうだ。
グループF
- ドイツ FIFAランク51
- メキシコ FIFAランク15位
- スウェーデン FIFAランク24位
- 韓国 FIFAランク57位
今大会の優勝候補は間違いなくドイツだろう。ドイツの強さは予選をベンチメンバーで戦っても1位抜けするくらいの選手層と戦術力を持っている。連勝で早々と予選突破を決める可能性大。
続くのは対戦相手によって戦術・起用法まで変えるメキシコと、体格を活かしたディフェンシブなサッカーを行うスウェーデンだ。メキシコは同国史上最強の顔ぶれと言われており、ベスト8まで狙える戦力をもつ。
スウェーデンは平均身長が1m85㎝もある屈強な体格を武器に伝統の守備力をさらに磨きをかけて2位突破を狙う。
日本のお隣韓国は厳しい大会になりそうだ。他3か国との差が激しく、唯一勝負できそうな第3ポットのスウェーデンもスタイルが類似していて相手のほうがパワーがあるので相性がいいとは言えないだろう。他国の格好の狩場になるのだけは避けたい。
グループFの詳細記事はこちら<<<<<<【ワールドカップ グループF 展望】戦力充実のドイツに死角なし 2位はどこに

試合結果
6/18 ドイツVSメキシコ(0−1)
6/18 スウェーデンVS韓国(1−0)
メキシコ史上最強の世代が前回大会王者に勝利する波乱が起きた。ドイツの監督もこの結果を想定していたとは言い難くあとに尾をひきそうな敗戦となった。スウェーデンは韓国になんとか勝ったもののメキシコが勝利したため残りの2戦も勝利を目指す戦いとなった。
グループG
- ベルギー FIFAランク3位
- イングランド FIFAランク12位
- チュニジア FIFAランク21位
- パナマ FIFAランク55位
このグループは2強2弱になる可能性が高い。
黄金世代で挑む2度目のワールドカップは前回大会からの新戦力を新たに加えて、過去最高成績を目指す。攻撃陣の破壊力は抜群で欧州予選を43得点という数字で突破した。最終ラインに少し課題があるもののグループ予選の突破はかたい。
続くのはイングランド。ルーニーの引退を機に多くの若手に成長の機会をあたえたもののブレイクを果たすまではいかなかった。エースのハリー・ケインは2年連続でプレミアリーグで得点王となりメッシやロナウドといたスコアラーよりも多くのゴールを獲得してきた。正GKが定まらず本大会を迎えるので不安はあるが、20年以上遠ざかっている国際舞台でのベスト4以上を目指す。
チュニジアはFIFAランクこそ高いものの、主力の相次ぐけがにより本大会は満足いくメンバーで戦えないだろう。海外でプレーする選手が増えたこともあり底上げには成功しているが、ベルギーとイングランドの強豪2か国を倒せる力があるかは疑問符が付く。
パナマは初出場で、人口が400万人と小さな国というのもあり国中は、予選突破した日を国民の祝日にしてしまうほど盛り上がっている。本大会ではチュニジアを破り歴史に残る勝ち点3を得たいところだ。
グループGの詳細記事はこちら<<<<<<【ワールドカップ グループG 展望】プレミアリーガーが多数登場 2強2弱の構図

試合結果
6/19 ベルギーVSパナマ(3−0)
6/19 チュニジアVSイングランド(1−2)
結果だけをみると順だと言えそうだが、イングランドは薄氷の勝利であった。予選突破はかたそうだが、トーナメントでのどこまで勝ち進めることができるかは疑問符がつきそうだ。
グループH
- ポーランド FIFAランク8位
- コロンビア FIFAランク16位
- セネガル FIFAランク27位
- 日本 FIFAランク61位
サムライジャパンがいるグループHはもっとも予選通過国が読みにくいグループとはいえるだろう。
レヴァンドフスキを擁するポーランドはポット1で入ったものの1位抜けを確証持てるほどの実力ではない。欧州予選では毎試合のように失点をしており守備力は決して高いわけではない。
つづいて日本は2大会連続でグループ予選で同組になったコロンビア。前回大会でベスト8の成績を収めたがそこから大きな成長はなかった。だが、相変わらずの攻撃力で日本の守備陣は押される時間が長くなるだろう。
セネガルは日韓ワールドカップ以来の出場で、監督も同国のレジェンドのシセが努める。典型的なアフリカサッカーで、デュエルに秀でる。体格を活かした攻撃は各国の脅威となるはずだ。
そして日本。ワールドカップで勝つために招へいした監督を大会直前で解任するという不可解な人事があったが、オールジャパンでのぞむ2010年大会のように高い組織力をみせてほしい。
グループHの詳細記事はこちら<<<<<<【ワールドカップ グループH 展望】日本は混乱を経てもグループを突破できるのか

試合結果
6/19 コロンビアVS日本(1−2)
6/20 ポーランドVSセネガル(1−2)
FIFAランクで上位に位置する2カ国が格下相手にそれぞれ敗戦する混乱のグループとなった。日本とセネガルはどちらもジャイアントキリングを成し遂げたといってよく予選突破国が最後の瞬間までわからなく混沌しそうだ。
