今回のコラムは下記の記事を読んで感じたレジスタという特殊なポジションのの未来についてです。
現代サッカーで「レジスタ」は絶滅種? 名手ピルロが指摘するその理由とは――
唯一無二ともいってもいいようなプレイヤーである、ピルロは長くセリエAで活躍し続けたスター選手です。
そんな彼はイタリア独自の考えを含んだポジションであるレジスタについて上記の記事で述べています。
ピルロが考えるレジスタとは
記事の中で現代サッカーでレジスタをこなすのは難しいと思うかという問いに対して彼は
「頭のスピード次第だ。それが速くなければいけない」と、重要なのは“考える速さ”だ
と答えらしい。更に続けてこうも書かれている
「ボールを受けたときには、誰に渡すか、仲間がどこにいるか、その時点で分かっていなければいけない。チームのプレーバランスを取るのだからね。チーム全体があのポジションに懸かっている。レジスタのボール回しが遅ければ、全体が遅くなるんだ。レジスタがプレーを速められれば、相手が準備を整えられない。サッカーでは足だけじゃなく、頭も走ることができるんだ」
レジスタの未来を考える
とてもスピーディーな現代サッカーでは技術よりも対人能力がどうしても求められるようになりました。
ポジションであるボランチという広義の中でレジスタはとても数少ない選手です。
日本では中田英寿や遠藤保仁がそれに近いです。
例を出すと分かる通り彼らの代わり、後継者はプロレベルではめったに現れないプレイヤーだと思います。
このままレジスタと呼ばれる選手はでてこないのか
記事の中でもピルロが述べているようにフィジカルトレーニングがとても重要視されるようになっていることが彼のようなタイプの選手が減った要因なんでしょう。
ですが、私が思うに日本のJリーグはレジスタタイプの選手が多いのではないのかと思います。あくまでも系統です。
Jリーグはスピードのある展開が増えてきたものの、まだ欧州リーグと比べると早いとは言えないかもしれません。
スピードの問題。
そして、高校サッカーという存在です。私はこの高校サッカーの存在が強い個性を残した良い育成システムだと思っています。
個性的な選手が今後も多くあり続けることを強く願っています。
育てることの難しい稀有な存在であるレジスタは今後もフィジカルが重要視され続けるとピルロのようなタイプはもう出てこないのかもしれません。
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