どうもcourage(Twitter:@courage__me)です。連載第3回目はサッカー観戦に必要なルールを初心者でも、誰でもわかりやすいように解説していきます。サッカーのルールは他のスポーツに比べて大きな変更が少ないので1度覚えてしまえば長くサッカーを楽しむことができます。
(連載記事ですが前後を読まなくても全く問題はありません)
今回は観戦がまだの方やこれからという方、初心者の方に向けて書かれた記事になります。ルールの完全版も用意する予定ですので、より詳しく知りたいと思ったときにはご活用ください。
連載目次
▼記事目次
まえがき
サッカーのルールは世界共通で決めれらています。ルールの制定は世界国際サッカー評議会(IFBA:The International Football Association Boad)が毎年行います。これに従い世界中のサッカーの試合が行われるのです。このルールはインターネット上に公開されています。ですが107ページにわたり細かく書かれていますので、これに目を通す人はいないことでしょう。
今回は9点に絞ってルールを説明していこうと思います。あくまでも観戦時に必要な範囲で書き続けますので深堀はしません。
ボールの扱い
まずはじめにルールに入る前に簡単な用語の説明です。サッカーはご存知の通り足で行うスポーツです。そのボールを蹴ることを「キック」と言います。そしてそのボールを足で触りながら移動することを「ドリブル」と言います。選手間でボールのやり取りは「パス」です。ボールを止め次の動作に移りやすくするのを「トラップ」といい、頭でボールに触れることを「ヘディング」と言います。
「ハンド」と呼ばれる反則行為は腕から手までにボールが当たってしまったときに反則行為とみなされます。ゴールキーパーであっても決められた場所(ペナルティーエリア)以外で触った場合も反則行為になります。ゴールキーパー以外の選手で「ハンド」とならないのはピッチの外から両手で投げる「スローイン」があります。
フィールド(ピッチ)について
サッカーのコートのことを「フィールド」もしくは「ピッチ」といいます。フィールドの大きさは最小と最大(長辺:最小100m最大110m、短辺:最大64m、最大75m)が決めれらているだけでそれを満たせば自由です。フィールドの線にはそれぞれ名称がつけられています。
フィールド上にある線の名称
最も重要なのはゴールラインとタッチラインでしょう。ボールがゴールラインを完全に過ぎたらゴールと認められます(図を参照)。

ゴール判定
タッチラインをボールが過ぎた場合選手はボールを両手を使いフィールドに投げ入れるスローインを行います。
次にゴールキーパー(GK)が実際に手で触れることができるのは自陣の「ペナルティーエリア」のみです。たとえその中であっても相手の陣地であれば「ハンド」になります。
反則(ファウル)について
サッカーの反則は大きく分けて2つあります。反則後に行われるフリーキックと呼ばれる試合を再開するためのキックが、直接ゴールすることができるかできないかです。下記に主たる例を上げますがこれを総じてファウルと呼びます。一つ一つを覚える必要は全くありません。こういったことをするとファウルになると思っていただければ構いません。
【間接フリーキックとなる反則】
(相手の近くで足を高く蹴り上げてボールを取ろうとして相手に危険を及ばすプレー、相手が蹴ろうとしているボールにヘディングでつっこんで自身に危険が及ぶプレーなど)
【直接フリーキックとなる反則】
上述したものは軽度のものです。悪質なものは「イエローカード」が提示されます。更に悪質なものに関しては「レッドカード」が出され、その後の試合に関与できない退場を宣告されます。その例がこちらです。
【イエローカードが宣告される場合】
【レッドカードが宣告される場合】
インプレーについて
ボールがフィールド上にあり審判が試合を止めていない間を「インプレー」といいます。インプレー中はプレーを行える状況化であり、逆にそれ以外を「アウトプレー」と呼びます。
アウトプレーになるのはたった二つしか有りません。
このいづれかしか有りません。サッカーは時間をいかに止めないかが優先されます。
フリーキックについて
フリーキックとは、相手から反則(ファウル)を受けた時、キックで試合を再開することです。ファウルの項目には直接フリーキックが行えるものとそうでないものがあると述べました。直接フリーキックは蹴る選手が直接ゴールした場合それは認められます。逆に言えば、間接フリーキックで、もしゴールした場合はそれは認められません。
フリーキックは選手が反則した場所から再開されますが、ゴール近くのペナルティーエリアで反則を受けた場合は所定の位置(ペナルティーマーク)からペナルティーキック(PK)を行います。
ペナルティーキックについて
ペナルティーキックはPK(ピーケー)は守備側の選手がペナルティーエリア内で相手選手に直接フリーキックを与えるファウルをしたとき攻撃チームに与えられます。
攻撃側の選手はペナルティーマークにボールを置き蹴ります。このプレーに参加できるのは攻撃側の選手1人とゴールキーパーのみです。ゴールキーパーは攻撃選手が蹴るまでゴールライン上にいなければなりません。そしてその2人の選手以外はペナルティーエリアの外で待機しなければならず、もしプレーに関与した場合はやり直しされます。
攻撃側の選手が蹴って初めてインプレーとなりすべての選手がボールに関与することができるようになります。
ゴールキックについて
ゴールキックとは、攻撃側の選手が最後に触れたボールが得点以外で敵陣側のゴールラインを過ぎた時に行われます。そのあと守備側の選手がゴールエリア内でからキックします。このときゴールキーパーが蹴らなければならないという決まりはありません。ただ、後述するオフサイドの観点からほとんどの場合ゴールキーパーが蹴ります。そしてゴールキックは得点が認められています。
【ゴールキックを行う条件】
コーナーキックについて
コーナーキックとは守備側の選手が最後に触れたボールが自陣の得点以外でゴールラインを過ぎた時に攻撃側のチームに与えられるキックです。コーナーキックはピッチの隅にあるコーナーアークの中から再開させます。このキックは直接ゴールが認められています。
コーナーキックを行う条件
スローインについて
スローインとはボール全体がタッチライン上を出た場合、ボールに最後に触れた逆のチームがその場から両手を使い再開させます。その際必ず両手は頭の上を通過しなければならず、加えて片方でも足が地面から離れてはいけません。このスローインを行う選手をスローワーといいます。
スローインを行う条件
オフサイドについて
オフサイドはサッカーの中で最もややこしいですが基本は単純です。例外や分かりにくいパターンはここでは触れず、基本だけを述べることにします。例外やややこしいパターンは別の記事で紹介します。
下の写真を見てください。
オフサイドの基本パターン
赤が攻撃側、白が守備側だ。守備側(白)は自陣のゴールラインから2番目に近い選手を通るフィールドの短辺(縦)にオフサイドラインを作ります。そして、このオフサイドラインからゴールまでの間をオフサイドポジション(オフサイドエリアではない)といいます。
オフサイドとなるのは攻撃側(赤)の選手がパスを出したときオフサイドポジションに攻撃側の別の選手がボールを受けた場合に反則となります。オフサイドが分かりにくい原因はパスを受けた時ではなくパスを出したときにオフサイドポジションにいるかどうかです。
さらにわかりにくいと感じるさせるのは選手がオフサイドの例外パターンをよく使うからです。よって観戦をしていると、どうしてオフサイドではないのかと疑問がわくと思います。ただそれは最初に覚える必要のないものなので、一通りのルール(この記事に記載しているもの)を覚えた後からでも十分サッカー観戦を楽しむことができるます。
番外編:審判のシグナル
試合中に審判は様々なシグナル(サイン)を体と道具を使い示すのでそれを見ていきます。 主審のシグナル
副審のシグナル
ルールには直接は関係ないですが試合観戦していると気づくと思うのでぜひ、見て欲しいです。
最後に
最後まで読んでいただきありがとうございます。長めの文章となりましたがいかがでしたでしょうか。この記事を執筆するにあたって競技規則を見直したので大丈夫かと思います。もし何かご不明点や、間違い等ございましたらぜひともご一報頂けると幸いです。
次回は観戦する際の基礎知識としてのフォーメーション論(戦術論)についてです。
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